樫原ドクターの教えて講座

「体操」の重要性について

「体操」といえば、夏休みのラジオ体操、NHKのテレビ体操、会社での始業前体操、運動会での器械体操などが思い浮かのではないでしょうか。

最近では、スマホ体操、田畑プロトコル、各種の健康体操、ヨガ、太極拳、ピラテスなど身体を動かすことの重要性が多くに人に認識されてきています。

このように、文明社会が超便利な時代となり、身体を動かさないことが原因で体の調子が悪くなっている人が沢山います。その中には、生活習慣病が進行したり、筋力低下によって次第に日常生活に支障をきたしてくる人もあるでしょう。

悪くなってしまう前に、現在の自分の状態にあった運動、体操を始めることの重要性がここにあります。

ご自分の1日の生活、1週間の生活を冷静に振り返ってみましょう。無理な姿勢を長時間とり続ける事によって体の一部に負担を生じていませんか。上半身、下半身、体幹部などの動きが少なくなっていませんか。1週間のうち3回くらいは運動をしていますか。

ご自分の運動面からみての生活の偏りを認識して、それを補うような体操を実行しましょう。体操は天気が悪くても、忙しくても、お金もかけずに行うことができます。 体操は身体の奥の筋肉や内臓にも良い刺激を与えることができます。そうすれば、全身の状態が安定して仕事も生活も楽になり、将来の病気の予防や精神的ストレスの解消にもつながることでしょう。