小規模多機能型居宅介護のご案内

平成18年4月の介護保険法改正で新たに創設された「地域密着型サービス」の一つです。障害を持った人や認知症になった利用者が、住み慣れた地域で生活でき ように、小規模で多機能な ケアを実践する介護サービスです。

小規模多機能型居宅介護とは

正式な名称は「小規模多機能型居宅介護」です。介護が必要となった高齢者が、住み慣れた家・地域での生活を継続することができるように、利用者の状態や必要に応じて、「通いサービス」を中心に「宿泊サービス」「訪問サービス」の3サービスを組み合わせて提供する在宅介護サービスです。    

昔は、家族や隣近所で支えあってきた高齢者の介護も、核家族化が進み、近所付き合いも少なくなってきた現在では、ご家族だけの介護は負担多すぎます。小規模多機能ホームは、そんな皆様の昔の良き時代を再現すべく、地域との交流を絶たずに、ご本人やご家族が望む暮らしができるよう、支援を考えております。

小規模多機能型居宅介護サービス内容

1.「通いサービス」
利用者を送迎し、事業所において、食事や入浴などの介護サービスを行い
ます。小規模ケアにおける通いの定員は最大でも15人です。これは、利用者様同士が関係を構築したり、介護者が一人ひとりの個性を見極め、その人に合った支援を提供したりするのに大きすぎない規模だからです。「通い」の時間は一応9時〜16時に設定していますが、利用者に合わせて柔軟に対応します。

2.「宿泊サービス」
ショートステイのように事前に予定した宿泊の他、認知症の利用者が落ち着かない状態であるとか、家族の急なお出かけなどで家を留守にする時など、急なお泊りも可能です。通いサービスのなじみの職員が対応するので安心です。「宿泊」の定員は5名迄、全室個室です。

3.「訪問サービス」
利用者の家に出向き、家事や身体介護の他、通いサービスを利用していない日の独居老人の安否確認などを行います。訪問サービスを対応する職員が、常時1名確保されています。訪問は昼間だけでなく夜間は宿直が対応いたします。

小規模多機能型居宅介護のメリット

1.24時間365日、切れ目無く暮らしを支えます。

24時間365日年中無休なので、いつでも利用でき、安心して在宅生活が送れます。

2.少人数登録制のため、一まとめのケアでなく、個別ケアが受けれます。

「通い」「訪問」「泊まり」のどのサービスを利用しても、いつも顔なじみの職員がお世話をいたします。
3.認知症実践者研修の受講を修了した職員が配置されているので、認知症の方も安心して利用できます。
4.利用者の認知症状が重くなり、家族や小規模多機能ホームでの対応が困難になった場合には、併設するグループホームへの入所を支援いたします。

ご家族との関わり

若宮の里小規模多機能ホームは、ご家族様との関わりはとても大事だと考えています。ご家族様が小規模対機能ホームへ来られる機会はなかなかありませんので、「通い通信」や「宿泊中のご様子」というかたちで、ご本人様の状況、健康状態(体温や血圧などの測定値)、入浴、排泄の有無、食事の献立と摂取量、レクリエーションの様子などをご報告させていただきます。又、送迎時に「ご家庭でお変わりは無いですか」とか「ホームでの様子は・・・な感じでした。」などのご報告やご家族様からの情報などの連携を行いたいと考えています。
小規模多機能ホームでは、ご家族様の來所を歓迎しております。

若宮の里 小規模多機能ホームの利用

利用者は登録制、定員は25名迄です。美馬市在住の方が利用対象となりますが、当事業所の生活圏内にお住まいの方が利用できます。

 

※併設する施設
若宮の里グループホーム、 なかよし保育園