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災害訓練

平成24年度四国DMAT実働訓練を行いました!

日時

平成25年2月23日(土)午前9時〜午後17時

場所

  • 徳島阿波踊り空港
  • 災害拠点病院(麻植協同病院・県立三好病院)
  • 災害医療支援病院(ホウエツ病院)

テーマ

  • 災害時に各機関が情報共有できる体制を構築する。
  • ドクターヘリを活用した地域医療搬送調整がDMAT活用によって円滑に行えるか検証し、県、市町村、消防機関や自衛隊等関係機関との顔の見える関係を構築する。

参加機関

厚生労働省DMAT事務局、徳島県、美馬市、西部総合県民局、美馬保健所、
美馬警察署、美馬市消防本部、美馬西部消防、陸上自衛隊、徳島県立三好病院、麻植協同病院、ホウエツ病院、県内県外DMAT

目標

  1. 県外DMATの支援受入、再分配
  2. ドクターヘリ等の運行
  3. 関係機関等との連携

訓練の様子をご紹介します

午前のプログラムと午後のプログラムに分けて実施された。

<概要>
まず午前中は、美馬市地域連携訓練と銘打って美馬市総務課、西部総合県民局、美馬保健所、美馬市消防本部、ホウエツ病院、つるぎ町立半田病院の合同で情報共有伝達訓練を実施した。午前9時の災害発生後速やかに美馬市災害対策本部が設置され、市内全域での被災、傷病者救助のため救護所が設置(仮想)された。また美馬保健所より災害医療コーディネーター(半田病院、河野医師)に連絡し、災害医療支援病院であるホウエツ病院での医療活動補助のため参集すること、美馬市災害対策本部よりホウエツ病院に職員が派遣され地域の被災状況や救護所の状況などの情報伝達が行われた。同時に美馬警察署より道路被害の情報、美馬市消防本部より傷病者の搬送状況などが美馬市災害対策本部、ホウエツ病院へ伝達され実災害時に必要と考えられる情報の共有・伝達を行った。

午後からは、徳島県、厚生労働省DMAT事務局主導による四国DMAT実働訓練が行われた。災害により徳島県主要地域が地震・津波被害をうけ県庁機能も麻痺することから、県庁本部機能を西部総合県民局に移動し徳島県災害対策本部を設置、また医療機能も沿岸部から西部地域へ移行され県内外DMATが災害拠点病院、災害医療支援病院へ参集し、傷病者の救護、搬送などの活動を行った。参集したDMATの総数は30チーム、約120名で、県災害対策本部内のDMAT調整本部の指示で各医療機関へ分配された。また阿波踊り空港にSCU(広域医療搬送拠点)が設置され医療機関から搬送された重症患者が県外の医療機関へ搬送された。

 

〜本部の裏側〜

地震発生後、林院長からの指示。集合した職員が、指示の元、配置されます。

院内対策本部が立ち上げられ、当院DMAT隊員、四国内のDMAT隊員が参集されました。

 

〜倒壊家屋現場〜

美馬市消防署のご協力で倒壊家屋の設定で訓練することができました。倒壊家屋から救助し、救急車で当院へ搬送しました。

 

〜訓練に参加したヘリ〜

平成25年2月24日(日)にホテル千秋閣で訓練の反省会が行われました。反省会では今後の課題などが話し合われました。

◇今回の訓練における成果

  • 初の行政機関を含めた訓練を実施できたことで、今後の連絡体制・情報共有内容の課題が明確になった。
  • 院内災対本部、各エリアの活動再確認。前回の訓練、H24年9月1日の広域搬送訓練の復習ができ、スタッフの団結力発揮できた。また訓練継続の有効性が確認でき、繰り返し行うことで新たな課題を発見できた。

◇今回の訓練における課題

  • 本部要員の人員配置の過不足を生じたため、十分な情報共有ができなかった。
  • DMAT受入時の院内人員との関係。参集DMATと各エリアの統括医師等との意思疎通が不足していた。
  • 地元人の有利性。連絡係、病院調整係など、地元の人にしかわからないことは地元人が対応
  • 消防本部人員によるヘリリエゾンの重要性が再確認できた。

参加された皆さん、本当にお疲れ様でした!