平成23年5月7日
大地震を想定し行われた美馬市脇町、拝原東地区の住民でつくる自主防災会に当院の院長、看護師、事務職員が参加してきました。
訓練の様子は、徳島新聞にも掲載されました。
【訓練後の血圧測定】 | |
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【炊き出し訓練】 | |
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【院長 講演】 | |
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災害訓練のなかで院長 林 秀樹より「災害と医療」について講演をさせていただきました。
「講演の内容:災害と医療」
災害には天災、テロ、事故など色んな種類があります。発災した地域では消防や警察は災害現場に人員が必要とされ、通常の対応が出来なくなります。また災害時には多数の傷病者が発生し、通常の医療も対応困難な状況が生じます。
病院や診療所は一旦普段の診療を中止して災害に会った方々の対応に努力します。場合によっては開業されている先生が近隣の避難所へ出向いたり、二次病院へ手伝いに来られる様、医師会でその役割分担を進めていきます。また被災者の数が多い場合はトリアージといって、重症度別に分け、生命に危機がせまり緊急を要し、その地域の病院で対応困難な場合は対応出来る医療機関に移って頂く事になります。
この地域では2次病院である当ホウエツ病院が災害で負傷された方々の対応を行います。普段外来へ通って来られている、ご自分で身の回りの事が出来る方に対しては、災害が落ち着くまで一定期間ご自宅で待機して頂いたり、入院中の患者さまでも一旦ご自宅や避難所で過ごして頂き、災害で受傷した方々の対応をせざるを得ない場合があります。
災害時、主要道路が破損や渋滞で使用困難となることも多いですが、当院ではヘリポートがあり、これを利用します。また災害派遣医療チーム(DMAT)を要請し、ヘリコプターを利用して当院や災害現場に来て頂けるよう、そのための訓練も実施しています。
災害が起こった時には、その規模が大きければ大きい程、避難が必要となります。避難所は通常防災無腺など、何らかの通信手段を取る努力が行政などを通じて図られます。たとえ地震などでご自分のお家が大丈夫であっても、定められた避難所に一旦は集まりましょう。また、頭やお腹を打ったとして、最初 大事はないと思っていても、次第に状態が悪化することがあります。この場合、自宅に居ては連絡手段や周囲の人などを通じて病院へ運んでもらう手段も無くなり孤立してしまいます。避難所に居ても状態が悪くなる場合は我慢せずに、必ず申し出ましょう。
まずは皆さまが災害に会った時、避難所へ行ける様に日頃から何回も訓練を行い、もしお子さまやお孫さまが学校に登校している場合でも 確実に定められた避難場所へ行け、安心して避難が出来る体制を築きましょう。その場合、避難用のリュックサックを事前に準備し、3日間は自分で完結出来る一式を揃え、その中には普段使用されているお薬なども入れておきましょう。
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