平成18年10月17日に当院へリポートで美馬警察署によるヘリを利用した『負傷者搬送訓練』が行われました。訓練には徳島県警航空隊、美馬市、美馬市消防本部、美馬市医師会などから約50名の方が参加されました。
【訓練内容】
南海トラフ付近を震源とする地震が発生し、県西部で震度7を観測。美馬市木屋平では、山腹崩壊が発生し、道路が寸断したと想定。
訓練ではまず県警ヘリコプター・しらさぎが孤立地区から当院への負傷者搬送訓練を行い、その後緊急医療物資のヘリコプター搬送が行われました。
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【訓練動画】 訓練の様子を動画でご覧いただけます。 |
【訓練を終えて ホウエツ病院長 林 秀樹】
平成18年10月17日午後2時30分より南海大震災を想定しての訓練を美馬警察、美馬消防本部、美馬市役所、美馬市医師会、地域の皆様も御参加頂き当院ヘリポートで行いました。
どの災害時にも先ずは現場の情報収集が必要なのは周知の通りであります。ヘリコプターは使用目的によりその大きさが異なります。災害に遭われた方、物資等を運ぶには大きな機体が適していますが、その大きさに伴いヘリが生じる風や騒音も大きくなります。それだけ現場に近づくのも困難となります。特に風量は体験してみなければ判らない程、想像以上の差があります。これに伴う二次災害に充分な配慮が必要です。徳島県警ヘリコプター「しらさぎ」は偵察に適した大きさで機動力に優れています。更に警察の情報伝達力を活かせ、災害時の初動体制には欠かせない存在です。
当院も災害時、ヘリポートを利用した地域の方々の救命体制を作るべく取り組んでいますが、やはり医療においても災害時の情報収集および伝達が重要であり、また安全に効率よく救命救急を行なうためには地域の治安の確保が不可欠です。今回、警察の皆様、航空隊を含めて一緒に訓練出来たことは非常に大きい成果だと思います。
また今後訓練だけでなく、普段から警察や消防のヘリコプターの活動が増えて円滑に利用出来る体制が築ければ素晴らしいと思います。いざ大災害時にいろんな組織がヘリを利用し連携した行動が取れる為には不可欠な事と思います。
御参加頂いた皆様、大変ご苦労様でした。皆様の御協力で立派な訓練が出来たことを感謝いたします。
県西部に在住の人達が安心して暮らせる地域づくりの為にも今後とも何卒よろしくお願い致します。
【訓練の様子】
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